ー‘のぶ’の 俳句習作室 −
鍵つ子の扉に凭れ吸ふ蜜柑 - かたつむり
2009/11/17 (Tue) 09:21:07
のぶさん 皆さん お早うございます。
少しご無沙汰しました。
「鍵っ子」ちょっと古い言いかたでしょうか?
近所の小さいアパートの、小学2年生の可愛い男児です。
何処にも遊びに行かないのか、よく一人でアパートの敷地内に居ます。
散歩で見かけると、声をかけてみます。「いくつ?」と問うと「2年」と答えました。
宜しくお願いします。
Re: 鍵つ子の扉に凭れ吸ふ蜜柑 - のぶ Home
2009/11/18 (Wed) 02:06:19
かたつむりさん 今晩は。 昨日今日と寒い日が続きます。
お句は「剥く」のほうが語感的にも良いと思ったのですが、「吸ふ」は鍵っ子の少し淋しげな気持が推し量れてこれで良いのではと思い直しました。
私達が子供の頃は母親が家にいるのが当り前でした。 私の息子達が子供の頃の時代になると鍵っ子がご近所でもちらほら見られるようになりましたが、でもまだゝゞ少数でしたね。
現今は母親も何らかの仕事をしている家庭の方が一般的になってしまいました。 鍵っ子だらけですねぇ。
Re: 鍵つ子の扉に凭れ吸ふ蜜柑 - かたつむり
2009/11/18 (Wed) 09:20:55
のぶさん お早うございます。
お忙しい中細やかなご指導を、有難うございました。
仰るように、私たちの母の時代は何時も母が家庭におり、学校でちょっと嫌な事がありましても母の「お帰り!」のひと言で元気になりました。
あの「お帰り」は、魔法の力がありましたね!
今日も冷えましたので、お風邪にご注意下さい。
有難うございました。
木の実独楽雑兵ことごとく討ち死にす - ががんぼ
2009/10/31 (Sat) 12:32:26
のぶさん、また皆さん久しぶりです。
たくさん作った木の実独楽を次々に回し、それが次々に倒れてゆくのを見ていると、雑兵共に見えてきました。「雑兵は皆」とすれば字数は合いますが、「一つ残らず」の実感をーと思い、「ことごとく」としました。やはり無理でしょうか。ご教示下さい。
Re: 木の実独楽雑兵ことごとく討ち死にす - のぶ Home
2009/11/01 (Sun) 02:05:29
ががんぼさん 今晩は。 深夜にも拘らず23℃弱もありセーターを着ていると少し暑さを感じるほどです。
お句は面白いですねぇ。コメントで仰っている事も共感度大でした。
しかし「5・9・5」音の句姿はやはり肯定しかねます。
中句は定型句の根幹をなす「7」音でなければならないと私は考えています。
例えば「8・7・5」、「5・7・6」等の字余り句であっても定型の基本韻律「5」と「7」の両方をちゃんと含んでいるから許せるのです。 ですから字余りは上句または下句のどちらかだけにすべきと思います。
(中句が7音でない例外を言えば「7・5・5」や「5・5・7」の破調がありますが、これらが許容されるのも同じ理由からです。)
俳句はやはり5・7・5音で詠むのが大切です。でも止む無く字余りで詠まざるを得ない場合、定石としては上句を字余りにするのが一番無難です。中下句を基本韻律の「7・5」音で押さえる事が出来て安定するからです。ですから上句字余りは少々長くても許容出来ます。
厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男
芭蕉野分して盥に雨を聞く夜かな 松尾芭蕉
天皇誕生日未明に鮨を匂はしめ 林翔
それぞれ有名な句ですが、かなりの上句字余りですね。林翔氏は「字余り定型」と名付けています。
(下句を字余りにする場合は、句末だけに韻をよくゝゝ考えて不安定にならないように注意する必要があります。もっとも上句を強く切って、意識的に不安定な字余りの下句にすると言った芸もなくはありませんが、とにかく下句字余りで上手く詠むのはなかゝゝ難しい…)
ががんぼさんも以上の事をよく踏まえて推敲を重ねて頂ければと存じます。
Re: 木の実独楽雑兵ことごとく討ち死にす - ががんぼ
2009/11/01 (Sun) 07:14:24
早速にご指導ありがとうございました。なるほどなるほどーと頷きながら拝読。全くその通りです。中七部分の字余りは何回読んでみても落ち着きが悪いです。
でも「木の実独楽」はもちろん捨てられず、「雑兵」も「討ち死に」も捨てたくなく、「ことごとく」の実感も捨てるにはどうも…と愚考したせいです(笑)。欲張りはダメですね。なんとか推敲してみたいと思います。
艶やかな紫色や式部の実 - いずみ
2009/10/25 (Sun) 23:01:29
のぶさん、こんばんは。
散歩道に紫式部の花が咲いています。
お花を詠むのは難しくでもお花の写真撮りますので詠んでみたいですがどんな所に気をつければよいのですか!
宜しくお願いします。
Re: 艶やかな紫色や式部の実 - のぶ Home
2009/10/26 (Mon) 11:45:40
いずみさん こんにちは。
「散歩道に紫式部の花が咲いて」と仰っていますが、紫式部の花は6月下旬頃。お句も実でお詠みになっていますからご覧になったのは実ですね。
花より実が美しいので「紫式部」だけだと実を意味して秋の季語になっているのはご存知の通りです。
植物を詠むのには二通りの方法があります。
(1) 植物そのものを描写する。
(2) 他の描写に植物を付け合せる、いわゆる配合する。
それぞれ例句を挙げれば
(1) 渡されし紫式部淋しき実 星野立子
(2) 胸焦がすほどの詩欲し実むらさき 小澤克也
特に(1)で気を付けなければいけないのは歳時記に書いてあるような事、誰でも感じるような事を説明してしまう事です。
今回ご投稿頂いたお句もそうですね。いずみさんならではの描写で詠んで欲しいところです。
ことさら特別な事を言う必要はありません。例句(1)も平易な内容ですが、作者である星野立子ならではの心情で詠まれています。
Re: 艶やかな紫色や式部の実 - いずみ
2009/10/26 (Mon) 13:49:18
のぶさん、こんにちは。
メモを取りました、推敲して見ます。
説明でない、描写で読む、
もう一度お花を見ながら詠んで見ます。
お忙しい所ありがとうございます。
口紅の色変へてみる月今宵 - かたつむり
2009/10/04 (Sun) 11:17:50
のぶさん 皆さん こんにちは。
昨夜は、素晴らしい月でした。近くの海岸で月見のイベントがありましたので、出かけることにしました。
何時も目立たぬ色の口紅を使っていますが、ちょっと華やかにしたくなり・・・ほんの気まぐれですが・・・
「口紅の色に迷ふや月今宵」
よろしくお願い致します。
Re: 口紅の色変へてみる月今宵 - のぶ Home
2009/10/04 (Sun) 16:20:04
かたつむりさん こんにちは。
海岸でのお月見、さぞ見事な名月をご覧になったことでしょうね。 私は海に昇る名月を見た経験がありませんので実に羨ましい!!
伊勢神宮外宮でも勾玉池の浮舞台を中心に観月会が催されました。
公募された俳句・短歌の入選句が冷泉流の古式により披露されたり、舞楽が奉納されたりしますが、時間的にまだ仕事中。 毎年行く事が出来ず残念に思っています。
さてお句ですが、女性ならではの情緒感ある句意句姿ですねぇ。
「口紅の色変へてみる」は軽いときめきの気分を上手く具象化しています。 そして「月今宵」はときめきの気分と佳く響き合っています。
推敲句の「迷ふや」だとちょっと違う雰囲気になってしまうでしょうね。 ま〜逢引に出掛ける前の化粧のような…(笑)
Re: 口紅の色変へてみる月今宵 - かたつむり
2009/10/04 (Sun) 17:26:29
のぶさん
お忙しい中ご指導を有難うございました。
口紅の色を少々華やかにしまして(笑)海岸の月見に行って参りました。
とっても幻想的で、心に残る月でした。
推敲句のほうは、思いがけず「逢引」の雰囲気が・・・ちょっと笑ってしまいましたが、気をつけます(笑)
有難うございました。
無題 - 麗
2009/09/18 (Fri) 09:39:54
おはようございます。ご指導ありがとう御座いました。
父の忌や黄葉のゆくへ見てゐたり 麗
(もみぢ)ですね。これから間違いないように。
富士山と薄はとてもあいます。のぶさんの俳句のように夕日で富士山が赤に染まります。素敵な句ですね。
私も薄と富士山の句をつくりに吟行にと思いました。
父の忌や黄葉のゆくへ見てゐたり - 麗
2009/09/17 (Thu) 10:55:04
今日は。ご無沙汰しています。富士山もすすきに囲まれ秋です。忙しく過ごしています。20日の彼岸の入りにつきお墓の掃除に昨日行ってきました。親戚より先に行かなくちゃ。お嫁さんはたいへんです(笑)。
彼岸花も咲いていました。9月13日命日のお舅様の句ですが、柿の葉ですが黄葉(もみじ)としました。1文字多くなります。
ゆくへー行方?そして(ゆくへを)よろしくご指導の程お願いいたします。
Re: 父の忌や黄葉のゆくへ見てゐたり - のぶ Home
2009/09/17 (Thu) 20:56:15
麗さん 今晩は。 お墓のお掃除ご苦労様でした。
富士山麓の芒原は素晴らしいですね。私も強く印象に残っています。 「富士に日を残して暮るる芒原」と随分以前ですが詠みました。
さてお句ですが、佳いところをお詠みになっていて心情も滲みでています。
「ゆくへ」「行方」についてはどちらでも差し障りはありませんから
父の忌や黄葉のゆくへ見てゐたり
父の忌や黄葉の行方見てゐたり
と書き並べ、そしてじっくりと見て麗さんの心情に合う方を選んで下さい。
お句は偶々何枚かが風に散り飛んでゆく黄葉をお詠みになったと思いますが、「紅葉・黄葉(‘もみぢ’です)」は普通、樹の紅葉・黄葉を言いますね。
散る葉の場合は「散紅葉・紅葉散る」、その他では「落葉」「木の葉」等と表現するのはご存知の通りです。冬の季語にてお句の光景とは全く違いますが。
と云う訳で厳格に言えば、お句のように ただ「黄葉」だけで散る黄葉を表す使い方に少し抵抗を感じる人がいるかも知れません。 でもお句の表現で意味はそれなりに通じますから、微妙なとこながら今回はよしと…。
天高しホテルの窓に旭岳 - かたつむり
2009/09/09 (Wed) 20:14:29
のぶさん 皆さん 今晩は。
先日、富良野、旭川周辺を、旅行してきました。
旭岳の麓のホテルでは、雄大な旭岳を見上げて食事を頂きました。
広々した大地を、バスで駆け巡りました。
宜しくお願い致します。
Re: 天高しホテルの窓に旭岳 - のぶ Home
2009/09/10 (Thu) 02:29:36
かたつむりさん 今晩は。
北海道旅行ですか! 良い時期ですから さぞ楽しまれた事でしょうね。
お句の情景も雄大に目に浮かびます。
句姿としてはお句の場合「に」より「の」のほうが説明調が消えて良いように思いました。
天高しホテルの窓の旭岳
Re: 天高しホテルの窓に旭岳 - かたつむり
2009/09/10 (Thu) 08:09:22
のぶさん お早うございます。
早速のご指導を、有難うございました。
説明的な「に」を「の」に添削して頂き有難うございます。納得いたしました。
又、宜しくお願いいたします。
秋暑し鉢合せする選挙カー - かたつむり
2009/08/28 (Fri) 14:36:06
のぶさん 皆さん こんにちは。
「日々身辺抄」の珍しい夕焼け空の虹を拝見しました。
空も虹も、とても綺麗ですね♪
朝夕は少し涼しくなりましたが、日中の外出はまだまだ暑さ厳しく思います。
選挙カーが、賑やかに走り回っておりました。
宜しくお願い致します。
Re: 秋暑し鉢合せする選挙カー - のぶ Home
2009/08/28 (Fri) 21:37:11
かたつむりさん 今晩は。今日の最高気温は30℃以下だったにも拘らず蒸し暑い日でした。
いつもブログをご覧頂き有難うございます。
高速道を走行中、慌てて同乗者にカメラを渡し撮ってもらったので満足のいく出来栄えではありませんが…。
選挙運動も明日のみを残して終盤戦の感じですが、いつも自民党候補安泰の我が地区も今回ばかりは様変わりの情況のようです。
お句の「秋暑し」は句意と上手く響き合っているとは思いました。
ただその句意「鉢合せする選挙カー」はテレビニュースでもよく取り上げる光景ですから、新鮮味が薄く平凡に思えます。
平凡な描写でも趣のある自然やご自身の事や思い等に季語を個性的に効果的に響かせれば詩となり好句となり得る場合もあるかも知れません。
でも世間の俗っぽい景を詠む場合、新鮮味薄い平凡な描写では たとえ季語が効果的と言えどもちょっと詩性に欠けると思うのです。
Re: 秋暑し鉢合せする選挙カー - かたつむり
2009/08/28 (Fri) 22:22:51
のぶさん 今晩は。
早速のご指導を、有難うございました。
確かに「新鮮味」に欠ける状況ですね。
俳句の「詩性」を大切にしなければと、反省してます。
とっても勉強になりました。
これからも宜しくお願い致します。
湯浴せる母の背細し夏の月 - 菊唐草
2009/08/07 (Fri) 10:56:31
のぶさん 皆様こんにちは。
「暑い 暑い」と連呼しているような日々ですが
今日は立秋です。朝夕の風にも少しずつ秋がしのびよってくるのでしょうね。
鎌倉八幡宮の「ぼんぼり祭り」は立秋を挟んで行われるそうです。一度出かけてみたいお祭の一つです。(句と関連のないことを書いてしまいました)
八十を過ぎた母は段々小さくなっていくようで、淡々と湯浴みする母の背に一抹の淋しさを感じました。季語との配合が分からないので宜しくお願いします。
Re: 湯浴せる母の背細し夏の月 - のぶ Home
2009/08/08 (Sat) 00:11:12
菊唐草さん 今晩は。雨の地方も多かったようですが、伊勢は晴天の夏らしい一日でした。
夏らしいと言っても暦の上では早くも立秋ですねぇ。伊勢地方では稲刈りがもうじき始まります。
句と関係の無い事の話題も大歓迎です。楽しく拝見致しました。ぼんぼり祭は確か鶴岡八幡宮ですね。神奈川の句友がよく話題にしています。今年はちょうど8・9日が土日ですから出掛け易いですね。
お句はコメントのとおりに鑑賞させて頂く事が出来ました。
季語の配合についてですが、お句の意のような場合は秋・冬の季語のほうが雰囲気が合うかもしれませんね。
それを季が動くと否定的に言う人もおります。
でも夏に詠めば夏の季語の中から作者の心情に響き合う季語を選んで詠む訳ですから、私は何ら否定すべきではないと思います。
お句の場合「夏の月」が「湯浴せる母の背細し」と付かず離れず程良く響き合っているように思います。例えば「冬の月」のように響き合い過ぎるのは「付き過ぎ」と言って良くありませんものね。
Re: 湯浴せる母の背細し夏の月 - 菊唐草
2009/08/09 (Sun) 15:06:50
ご指導ありがとうございます。
付かず離れずの響き合いがほんとうに
難しいです。これからもよろしくご教示下さい。
露草とても美しいですね。
残暑厳しい砌どうぞご自愛下さい。
遥かなる地に落ちたきや青胡桃 - 麗
2009/08/01 (Sat) 12:06:35
ご無沙汰しています。降ったり照ったり困ります。
梅も干せませんね。土用餅知りませんでした。開く勉強室です。ありがとう御座いました。
句ですが変ですね。よろしくお願いします。
Re: 遥かなる地に落ちたきや青胡桃 - のぶ Home
2009/08/02 (Sun) 00:40:38
麗さん 今晩は。
今夜から明日にかけて伊勢地方も豪雨の予報が出ています。一度大きな雷鳴があったものゝ深夜の今のところはしょぼしょぼとした雨模様です。
【日々身辺抄】をご覧頂き有難うございました。餅屋さんは四季の行事と密接に結びついた商いをしておられるので俳句に親しむ我々には興味深いところがありますね。
お句は、同じ落ちるなら遥か遠いところの地に落ちたいものだ、と胡桃の立場に心を置いてお詠みになった訳ですね。
秋の季語にはなりますが「胡桃」ならまだ分からなくはありません。
でもお句の様に詠むのに、わざわざ「青胡桃」とまだ熟していない小さな青い胡桃を配合するのは句意と少し乖離しているように思います。
それと観念的な感じが強いお句ですが、こう言った意の句は余程壺を押さえた表現でないと共感を得難いところがありますから難しい思いがします。
Re: 遥かなる地に落ちたきや青胡桃 - 麗
2009/08/04 (Tue) 12:19:14
こんにちは。やっと夏になりました。
一粒ずつ丁寧に梅を今朝干しました。
歳時記をみると
青胡桃=夏 胡桃=秋
(壷を押さえた表現)(観念的な句)難しいですね。
でも気になります。
これからもご指導ください。俳句って深い深い森ですね。ありがとうございました。